3日目の朝が来た。
屁たれモニカさんは、どうなったでしょう…?
友人にメールを送ると、すぐに返事が来た。
今日は朝一で、ご飯食べたよ!
私がトイレに行ってる間に、サークルから出てたみたいだけど、戻ったらスタコラとサークルに入って行った!(笑)
詳しく聞こうと電話で話す事に…。
まだ、頑なにテリトリーを作ってるけど、精神状態も落ち着いて来たし、モニカの行動パターンが分かったから、そろそろ迎えに来てあげる?
果たして私の入院中、預かってもらえるのか…?
恐る恐る友人に聞いてみた…。
お泊まりお願い出来るかなぁ?
うん。良いよ!
多分、モニカは何処で預かってもらっても引きこもっちゃうと思うから、だったらホテルよりは家の方が良いと思うし…。
入院中も外まで出て来られる様になったら、病院にモニカを連れてってあげられるから、学校のホテルより私の方がモニカも良いでしょ!
なんて有難い言葉だった事か!
これで安心して入院、手術が受けられる!(T∀T)ノ
本当にありがとう!
じゃあ、今から迎えに行くから!
すぐに車に乗り込み、友人宅へ向かった。
到着すると、既にサークルを折り畳んで玄関先で友人が待っててくれた。
車にサークルを積み込んでから、モニカの待つ2階の部屋へ…。
モ〜ニカさ〜ん!
砦のサークルをとっぱらわれて、次は何が起こるのか気が気でない様子のモニカ…。
私が迎えに来た事も今一つピンと来てない様だったが、私の姿を確認すると、用心深く背中を低くして友人の前を通り過ぎ、私の元へ。
ヒャ〜ン!εε=(ノ´Д`)ノ
私に抱かれると俄然、強気になる屁たれっぷり。
車に乗せると、更に強気に鳴きわめく!
ギャンギャンと鬱憤を晴らすかの様に騒がしい奴。(-_-;)
ウ〇チは出てたかな〜?
そう聞いてみると…。
それが、モニカがしたのかリンがしたのか確認出来なかったから…もしかしたら出来なかったかも…。
そうかぁ〜…。
これが最後の関門なのだ。
精神的ストレスから排便出来ないと、次は下痢を起こす事がある。
前にも話した様に血便や粘膜が混じってしまう事もあるのだ…。
それから、一時的でも見捨てられたと思ってしまうと、私に対して猜疑心を持ったり、性格が卑屈になってしまう事も考えられる。
私も友人もそれを心配していた…。
車の中では家にたどり着くまで、いつもの様なハイテンション…。
家に到着すると、真っ先に庭先でオシッコをする。
次はクンクンと臭いを嗅いで…。
…ウ〇チか?(゜-゜;)ドキドキ
私の心配をよそに、家の中へ入ってしまった、モニカさん。
…まるで、何事もなかったかの様に普通に騒がしい。
( ̄ー ̄;)…アレ?
疑り深くなるどころか、今まで通りに、いや!以前にも増してパワー全開と言った様子である。
…あれだけ引きこもってたアンタって一体…?(T∀T)
その後、健康体そのもののウ〇チをし、私と友人の心配を一掃したモニカさん。
考えてみれば、極限状態の割には失禁する事なく、トイレの場所でしっかり用を足していた訳なので、ウ〇チもリンちゃんの物と区別が付かないくらいの、姿形の良い物をしていたのであろう…。
こうして、お泊まり練習を通して、モニカの性格は『屁たれながらも図々しい』と言う、長年犬の生態を見続けて来た私と友人に、目から鱗の犬の生態学を学ばせたのであった…。
……………………おわり