8月半ばのこと…
大の愛犬家である患者様の高田さん(仮名)から、「今、うちが建ててる家の隣の駐車場に、この炎天下の中、日陰もなくお水も十分にもらってないワンちゃんがいるんだけど、一応飼い主さんがいるみたいでかわいそうだけどなにもしてあげられないの…」って話を聞いてしまったママさんは「え?か、かわいそう(ToT)せめてお水だけでも」って思いましたが飼い主さんがいる以上どうしていいかわからず、このワンちゃんの近くに住む同じく大の愛犬家である患者様の関根さん(仮名)に相談しました。
そうしたところ、関根さんは「知ってるよ。そのワンちゃんのことは。でも見ちゃうとかわいそうになって連れて帰りたくなるから見ないようにしてるの、飼い主さんいるしね」とぴしゃり。
が〜ん(ToT)
どうしたらいいの?
と、ワンちゃんのお隣の高田さんと共になにも出来ずに数日がすぎた頃、また来院された関根さんがニコニコしながら「あなたに話を聞いてすぐ、最近ワンちゃんを亡くして寂しがってる足田さん(仮名)に話をしたら、その日のうちに足田さんが飼い主さんの許しをもらってそれから毎日朝晩の散歩と水やりやってくれてるんだよ。あのワンちゃん18歳のおじいちゃんだから出来るだけのことしてあげたいって。私も昨日一緒に散歩してきたわ」と。
足田さん!!(ToT)
知らない人だけどすごい!!
関根さんも!
おまけに足田さんは毛玉だらけの体を3日間かけてブラッシングまでされたそうです。
昨日、ママさんは同じくそのワンコのことを気にかけていた妹かおりんと大量の氷を持って様子を見に行って来ました。
昨日も名古屋はとても暑く、おじいちゃんワンコは犬小屋の下に潜って直射日光を避けていたようでしたが、ママさんたちが近づくと出てきてくれて体に触らせてくれました。
飼い主さんは近くに住む男性で、飼い主さんにどんな事情があるかわかりませんが、このワンちゃんは毎日毎日ここにいるそうです。
お父さんどーして放かりっぱなしなんだろうね?
名古屋の夏はすごく暑かったしまだまだ暑いのにね。
また来るね。
っておせっかいかわかりませんが、おじいちゃんワンコに約束して、おじいちゃんワンコに見送られママさんたちは切ない気分で帰って来ました。
写真一番下はお茶の先生でもある関根さんが持ってきてくれた茶花を受付に。
ワンコもお花も一生懸命生きる命。
「大事にしないと!」って改めて考えさせられる今日でした。