9年前、ひょんなことからハムスターを飼うことになった。
周りはにゃーちゃんがいることを心配したが、私はそれほど気にしてなかった。
実際にゃーちゃんは、「ハムスターはペットだからおもちゃじゃないよ」と教えると興味をしめさなくなり、時にはハムスターの脱走を未然に知らせに来てくれたりした。
そして私はこのハムスター達を連れて嫁に行き、4年後に違うハムスター達をを連れて実家に長逗留することになる。
実家に着いたらまずにゃーちゃんに、ハムスターを見せてご挨拶。
さすがのにゃーちゃんも忘れていたのか興味津々。
こりゃちょっとヤバイかも、ってことで気をつけていた。
ある時にゃーちゃんが、ハムスターのケージに近寄り中を覗き込もうとしていた。
ちょうどハムスターもケージに張り付いて外を見ていたので、なにかあっては…と気にして見ていた。
両者鼻先を付き合わせてお見合いが始まった。
噛み癖があるハムスターだったのでにゃーちゃんに、「見てもいいけど鼻先噛まれないでよ」と注意した時だった。
なにが悪かったのか、にゃーちゃんが「オエッ!」。
以後なにが臭いのか、何度か同じことをするので、これはもうハムスターもにゃーちゃんの鼻先も危なくなかろうと、「ハムスターを見てもいいけど、ケージやハムスターに吐かないでよ」と言っておくだけになった。
そんなある晩、寝ている私の頭元の、ハムスターのケージ横に気配が…。
はっと飛び起きた私が見たのは、今まさに吐こうとしているにゃーちゃんの姿だった。
「アンタ!見てもいいけど吐かないでよって言ってたでしょう!!」と言った途端、にゃーちゃんはピョ〜ンと1メートル位飛んで移動すると、そこでゲロッ。
そしてなにもなかったかのように去って行った。
ゲロ掃除をしつつ、なんだか納得いかない私だった(^_^;)
写真は一番初めの「ペット」だったハムスター(^.^)