チリチリチリ…。
あ、トラ子がこっちに来た…。
先日実家に猫ごと泊まりに行った時の深夜、運動会しないトラの首輪の音で目が開いた。
トラの首輪には小さい鈴が付いている。
にゃーちゃんの首輪には、リードは付いていたが鈴は付けていなかった。
付いていない、じゃなくて付けていなかった。
耳のいい猫にはうるさかろう、と鈴を外していた。
トラの首輪は猫用の軽くて可愛いやつだ。
付いてる鈴も小さい。
にゃーちゃんは小型犬用の頑丈で、猫には重いかもしれないやつだった。
鈴も人間の小物に付いてるような、それなりに大きなやつが3個くらい。
にゃーちゃんを拾った当初、大型猫用の首輪なんかまずこの辺には売ってなかったからこうなったが、だいぶ高齢になって世間はペットブームのおかげで首輪にも困らなくなってからも、鈴を外す習慣は変わらなかった。
引っ張ったら簡単に抜けたし……(^_^;)
トラ子の小さい鈴の音を聞いてたら、にゃーちゃんも鈴付いてたら可愛いかったかなあ、なんて思った。
にゃーちゃんは猫のくせに音をさせて歩いたし、リードを引きずってたから、その音がした。
トラは静かに猫らしく歩くから、たまに鈴があってもどこにいるか分からないことがある。
にゃーちゃんがゴザを踏むミリミリって音とリードを引きずる音が懐かしくなったが、トラの鈴の音は「猫と暮らしてるんだなあ」と実感した。
写真、お分かり頂けると嬉しいですが、にゃーちゃんがいた場所にトラが寝てました。