写真は実家近くの杉木立。
杉の木ってホント成長が早いですね。
にゃーちゃんが若い頃はこの3分の1くらいの高さしかなかった。
にゃーちゃんがまだ血気盛んな若い頃、毎日何度もお散歩に出ていました。
たしか初夏のことだったと思いますが、お散歩していたら、生後2〜3ヶ月くらいの捨て猫とおぼしき子猫がうろちょろしていました。
子猫を見るとシャーシャーと威嚇するにゃーちゃん。
この時ももちろん尻尾はタヌキ!
でも、子猫の方は平気で寄って来ます。
威嚇だけではダメだと悟ったにゃーちゃんは、今度は飛びかかっていきました。
さすがにこれにはびっくりした子猫さん。
慌て逃げる。
逃げられれば追いかけなきゃ猫じゃない!とばかりに張り切って追いかけるにゃーちゃん。
20メートルばかり追いかけたところで子猫は、当時はまだ樹高2〜3メートルくらいだった写真の杉の木にガーッと登りました。
続いて登ろうとするにゃーちゃんを、リードを引っ張って止めましたが、どちらも興奮状態…当たり前か…(^-^;
子猫が可哀想なので、にゃーちゃんを抱きかかえて撤収。
2時間後、別の用でそこを通りかかると、子猫はまだ木のてっぺんにがっちりしがみついていました。
「あ〜、ごめん、もう降りていいよ〜(^-^;」と声をかけて通り過ぎました。
帰りは違う道を通ったので、降りたものと思ってました。
夕方薄暗くなって杉のとこを通った母が「なんかトラの子猫が木の上の方にいたみたいだけど、よく見えなかった」と帰って来ました。
あ、それは…と、説明し「夜の間には降りてるだろう」と勝手に2人で納得し、明日もうろちょろしてるだろうから、困ったね、なんて言ってました。
翌日、杉の木に子猫の姿はなく、近所にもいませんでした。
近隣の地区に流れたか、と思って、周辺地区の人に聞いてみましたが、どこにも見た人はいませんでした。半径2キロ以上まで逃げたんだろうか、あんな小さいのに…。
にゃーちゃんも覚えてるらしく、前日子猫が登った木のところに直行。
上を見上げます。
いないってば…(^-^;
なぜかツボに入ったらしい母が半径4キロの地区まで聞き込み(オバサンの情報網はすごいと思った)したが、あの子猫と同じトラの野良猫、捨て猫情報はなかった。
木の上でミイラに!?などとアホな説も考えたが、簡単にてっぺんまで見えるその木に、そんなものはなかった。
その後もたまに、「あの時の子猫はどうなったんだろうねえ…」と、話したりした暇な私たち。
本当にどうなったんだろうなあ…。
今日もたまたま通りかかって思い出した。
もう木のてっぺんは私には見えないところだったけど。