弥太郎殿から頂いたコメントについてですが、源氏物語の「若菜(上)巻」に猫が登場します。
源氏の正室の女三ノ宮と柏木との恋物語で、蹴鞠の催しの折、唐猫の縁により、柏木が三ノ宮の姿を見てしまったことにより、道ならぬ恋が始まります。柏木は、叶わぬ恋に苦しみ、代わりにその猫を手に入れました。
その後の、柏木の猫に対する思いを詠んでる句を いくつか引用します。
『夜もあたり近く伏せたまふ。明けたてば、猫のかしづきをして、撫で養ひたまふ。』 (夜はそば近くに寝かせる。夜が明ければ、猫の世話にあけくれ、撫でながら育てる。)
『見つる夢のさだかにあはむことも難きをさへ思ふに、かの猫のありしさま、いと恋しく思ひ出でらる。』 (見た夢は正夢となるのは難しいことかもしれないが、あの猫の様子がとても恋しく思い出された)
『恋わぶる人のかたみと手ならせばなれよ何とてかく音なるらむ』
恋しい人の形見のつもりでかわいがっているのに、寝ようなんて、何故そんな風に鳴くのさ・・・と詠んで、猫の顔をのぞき込む。猫はますます可愛らしく鳴く。柏木は猫を懐に抱きながらため息をつき・・・
結局、三宮と柏木は悲恋に終わったのですが、紫式部も猫が好きだったのかもしれませんね。 今日は、古文の授業でした。
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いつの世も同じ、 猫って 人間の心を奪うんですね。時に人間より強く・・
夜な夜な 猫を懐に抱くなんて、レオママと同じじゃないですかああ 。
レオパパもレオママよりレオを愛してるみたいだし・・レオには、一番美味しいとこ食べさせるけど、奥方には?・・釣った魚に餌はやらないかな