「肩をいからせる」という言葉があるように、頭にくると、肩を上げて力が入ります。
ストレスがかかると、呼吸周りの筋肉が緊張する典型的な例です。
肩をからせていると、呼吸が詰まってきます。
まずは、肩の力を抜くこと。
怒りが和らいできて、肚にも力がこもってきて心が安定してきます。
・肩を上げ
・肩を後ろに引いて
・元の状態に戻す
たったこれだけの3つの動作の簡単なポーズが「肩を回すポーズ」です。
肩回しのポーズで、肩から力が抜けて、怒りまでスーっと引いていくのを感じます。
また、強い怒りを感じた時、「腸わたが煮えくり返る」といいますが、実際に鳩尾のあたりがざわざわしてきます。
このむかむかはエネルギーが溜まっているためです。
この部分をしっかりねじって、たまったエネルギーを絞り出すことです。
それがねじりのポーズ。
ふたつのポーズとも椅子に腰を掛けたまま行えます。
職場でイラッとしたときに、簡単にストレス解消のできる便利なポーズなのです。
また、この二つのポーズはゆっくりと集中し、大きく呼吸してやると効果があがりますが、
このゆっくりがちょうど、汗をかくことや、ポーズ的に動きにくいものではないため、ヨガウェアや身軽な服装ではなく、ワイシャツででき、椅子の上でポーズを取るため、ヨガマットも必要ありません。
ねじりのポーズは次の方法で行います。
・上半身の力は抜き楽な状態からスタートです。
・椅子に座り、脚を肩幅よりやや広めに開き、手は膝の上にそえます。
・息を吐きながら、右肩からゆっくりと内側に倒していきます。
・肩を入れきったところで、顔を後ろに向けて10間そのままの状態を維持します。
このとき、肩と首は無理せずに、痛みを感じない程度に後ろ向きに。
10秒間維持したら、ゆっくりと戻して、反対側の肩も同様に行います。
たったのこれでけです。